2017年06月30日

官愚の国

6月定例会が今日で終わりました。

本会議終了後に議会だよりの編集の件で、
広報広聴委員会があり出席。

定例会の詳しい内容については、ぜひ議会だよりをご覧ください。


さて、時間を見つけて今読んでいる本があります。

尊敬する高橋洋一氏の著書、
「官愚の国」 日本を不幸にする「霞が関」の正体 (祥伝社黄金文庫)


官愚の国



日本の政治がいかに官僚に牛耳られているかがよくわかります。


本文から少し抜粋してみます。

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日本の政治には、いつも「衆愚」の批判がついて回ってきた。
しか し国民と政治家だけにお責めを負わせるような、
不完全な考え方に は与(くみ)することができない。

「無知な民衆による政治」には、「政」と 「民」はあっても、「官」が抜けている。
しかも、「官」は代議員制民主政治にあって、選挙の洗礼を受けてい ない。

「お勉強秀才」用の試験に合格しただけだ。

そのうえ、意味の ない政策と再就職先の確保、および特定業者との癒着を続けてきた。
その「官」が実質的に政治を動かしている。
こと日本においては、 「衆愚」ならぬ「官愚」なのではないか。 (本文より)

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官僚と言えば東大卒、とほとんどの人が認識しているのではないだろうか。

東大卒 = 優秀

みんなそんなイメージを持っているはずだ。


ところが高橋洋一氏はこの本の第1章のタイトルに、
「日本の官僚は、実は”無能”だ!
と書いている。


それは官僚の採用試験の仕組みに原因があるとのこと。


官僚の採用試験は「学生時代によく勉強した人間が通る」仕組みになっている。

頭のいい人物を採るのではなく、きちんと大学で勉強した人だけを採る。

難問を解く能力は不必要でなのだ。
官僚には秀才は必要だが、天才はいらない。


行政の世界では、新しい問題について対応することは有り得ない。
すべて定型的な問題である。
官僚には定型的な問題への対処能力だけが求められ、
それ以外のことはまったくする必要がない。
いや、対処できない。

国民が官僚に多くのことを求めたとき、その無能さは露呈する、
と、高橋洋一氏は書いている。


高橋洋一氏自身は、類い稀な数学者で天才だ。
だから官僚に馴染めず、そんな官僚の世界を改革しようとして、
霞ヶ関のすべてを敵に回してしまったのだろう。


ここに書いてある事を、テレビや新聞ではまったく記事にすることはない。


だからその実態を国民はほとんど知らない。


だが、これは一人でも多くの人に知ってもらいたい。



今後も、少しずつ書いていきたいと思う。













Posted by 五十嵐かずひこ at 15:04│Comments(0)
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プロフィール
五十嵐かずひこ
五十嵐かずひこ
鶴岡市鼠ケ関で生まれ育つ。
平成25年11月から鶴岡市議会議員となる。
これまで経験したことのない人口減少社会。
地方の抱える課題は特に深刻だ。
その中で、持続可能な地域の実現を目指して、
出来る事を確実に一歩ずつ進めていきます。