政府の緊急経済対策に失望

五十嵐かずひこ

2020年04月07日 10:20

 遅きに失した感はありますが、やっと政府は今日にでも緊急事態宣言を出すようだ。

併せて緊急経済対策についても、首相は記者会見で事業規模で108兆円と具体的な数字を発表した。

この108兆円という数字だけ見れば、かなりの額だと思い込んでしまうが、
この数字に騙されてはいけない。

この中の幾らが真水なのかが大事だ。


補助金や給付金などの返済する必要のないお金が真水だ。


財務省はそうやって事業規模を膨らませて発表して国民を騙しているのだ。


アメリカの200兆円は全て真水の金額だ。


それに対して日本の実質的な金額は十分の一にも満たないものだ。
これでは日本の経済を立て直すことなどまったく期待できない。

新型コロナウィルスよりも恐ろしいのが、
実は中央政府内に蔓延している緊縮病という菌だ。

財務省が発症原のこの緊縮病原菌は、凄まじい感染力を持っている。
政府閣僚はもちろん、マスコミも政治家もすでに感染してしまっている。


財政状態にまったく問題は存在しないのに、
それを隠して、借金が増えて財政危機の状態にあると流布する。

財源が無いなどと嘘を言って国民を騙す。


実は財源の心配などまったく無いことを誰も言わない。


国が国債を発行して、それを子会社である日本銀行が引き受けてお金を刷ればいいだけの話だ。


一応、利払いは発生するが、それも最終的には国に戻ってくる。
国債の引き受けが日本銀行だから、統合政府の考え方をすれば、
実質的には償還の心配もない。


100兆円くらいはすぐに出せるのに、
なぜ必要な緊急経済対策をやらないのか、
意味がわからない。



身近に感染者がでたことで、一気に地域の経済活動も停止してしまった。


なにも対策を講じなければ本当に経済的に死に至る。


本当の現実を認識してほしい。
そして国民がもっと声を上げるべきだ!