北朝鮮攻撃のカウントダウンは始まっている

五十嵐かずひこ

2017年12月28日 00:23

北朝鮮と国連軍との緊張が高まっている。


国民のほとんどが、北朝鮮情勢をニュースで見ているはずだが、
「まさかそんな目前に戦争が迫っているわけがない」と思っているようだ。


まさに平和ボケの日本だ。


世界の戦争という膨大なデータと地政学にも詳しい、
数量政策学者、高橋洋一氏の著書、
「朝鮮半島終焉の舞台裏」を読んでみると、
現状がよくわかる。






その根拠は、北朝鮮に対する国連安保理の制裁がすでに9回を数え、
もう限界と言わざるを得ないからだ。


あと1回新たな制裁を加えて、それでも北朝鮮が挑発行動を止めなかったら
次に待っているのは、国連軍か多国籍軍による攻撃しかない。


これは国際政治の常識であり、各国の指導者もまともなら
同じことを考えているはずだ。


安倍総理もいち早くそのことを認識しているからこそ、
10月の総選挙を実施したのだ。

いまやらなければ、総選挙どころではなくなるからだ。



もっとも平和的な解決は、北朝鮮が全面降伏することだが、
ここまで来たら北の若き指導者は引き返せないだろう。



不幸なことに、北の若き指導者を諌める人間が、
彼の周辺にいないということだ。


残された可能性は、プーチン大統領が動いて
北の指導者をロシアに亡命させる道だ。


だが、それは希望的観測に過ぎない。


現実はやはり厳しい。


来年は激動の年になりそうな気がする。