年金とはなにか

五十嵐かずひこ

2017年03月24日 14:11

今、読み始めている本、
高橋洋一著「年金問題は嘘ばかり」から
ポイントを少し紹介します。






まずひとつ目は「年金は保険である」ということ。

「保険」というからには「何かに備えてのもの」ということになります。
火災保険は火災が起きた時のための備えです。

自動車保険は自動車事故への備え。


生命保険は亡くなった時の備え。


では、「年金」は何に対する備えなのか?


答えは「長生きした場合に」に備えての保険なのです。



2つ目のポイントは年金をいくらもらえるかと言う目安。

普通の人は大体20歳前後から納め始めて、
60歳まで納め続けます。

平均寿命から考えると、年金を20年間もらえるという計算になります。

ですから、40年間払った保険料と、20年間で受け取る年金の額がほぼ同じになります。




3つ目のポイントは「ねんきん定期便」は国からのレシートだということ。

会社からもらう給料明細に年金保険料が記載されてますが、
それは会社からのレシートであって、会社が国に納めて初めて
国からのレシートがもらえるのです。



2007年に消えた年金問題で大騒ぎになりましたが、
あのときに問題になったのが、会社が社員から預かった年金保険料を
国に納めずに運転資金に回してしまったケースが多くありました。


なので、この国からのレシートは大事なものなのです。