サンクコストと機会損失

五十嵐かずひこ

2017年03月06日 21:53

経済用語に「サンクコスト」という言葉があります。


サンクコスト=埋没費用

簡単にいえば、すでに使ってしまったお金のことです。


人はどうしてもこのサンクコストに縛られた行動をしてしまい、
さらに損をしてしまうのです。


わかりやすい例で説明してみます。


例えば映画を観に行ったとします。


2時間の映画なのですが、1時間くらい見てあまり面白くないと感じたときに、
みなさんはどうしますか?


1,500円も払ったんだからもったいないと思って、
あと1時間、我慢して見ますか?


この「もったいないから」と考えてしまうことで、
実はサンクコストに縛られた行動をとってしまうのです。



面白くない映画を我慢して残りの1時間をそのまま見てしまうと、
その1時間はまったく無駄な1時間になってしまうのです。



面白くないと思ったら、さっさと帰って、
その1時間で別のもっと有意義な時間を過ごした方が実は正解なのです。



1時間を無駄に使ってしまう。
これを機会損失と言います。



サンクコストに縛られないで、
時間はもっと大切に使いたいですね。


自戒を込めて・・・